自家歯牙移植用レプリカ(3Dモデル)

本サービスは、CT/CBCTデータから移植歯の形状を正確に再現した 自家歯牙移植用レプリカです。
臨床では 移植歯ダミー(移植床形成用ダミー)や 3Dレプリカとも呼ばれます。

主な用途(移植歯ダミー/3Dレプリカ)

自家歯牙移植用レプリカ症例1-1 自家歯牙移植用レプリカ症例1-2

料金

3Dレプリカ(1歯):8,500円(税込)

3Dレプリカ(造影剤有・1歯):9,000円(税込)

移植歯比較シミュレーション:5,000円(税込)

納期:データ受信後 約1週間

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自家歯牙移植とは

自家歯牙移植症例ページ

【症例 1】自家歯牙移植(デジタル・ドナーレプリカ使用)

【画像提供】 熊本県合志市:楓の森歯科クリニック Dr.白濱 義将

右下8番→左下6番の自家歯牙移植|CBCT(DICOM)→ STL → 3Dプリント(造影剤あり)

本症例では、CBCT(DICOM)データから抽出したドナー歯形状を STL変換 → CAD/CAM/3Dプリンタで出力した デジタル・ドナーレプリカ(移植歯ダミー/3Dレプリカ)を用いて、 移植床形成の事前シミュレーションを実施。
これにより 口腔外時間の短縮歯根膜の温存に配慮しつつ、 移植床の適合精度を高めました。

目的
移植床形成の精度向上、口腔外時間短縮、歯根膜温存、術前説明の可視化
使用データ/工程
CBCT(DICOM)→ セグメンテーション → STL → CAD/CAM/3Dプリンタでドナーレプリカを作製
結果
移植床への試適がスムーズになり、咬合・適合ともに良好
デジタル・ドナーレプリカ(移植歯ダミー)を用いた移植床形成シミュレーション:症例1-1
左下6番X線画像
移植歯レプリカの試適(移植床の適合確認):症例1-2
左下6番抜歯
移植床形成の事前シミュレーション(ドナーレプリカ使用):症例1-3
ドナーレプリカ使用し移植床形成
口腔外時間短縮と歯根膜温存を意識した術式:症例1-4
X線にて移植床形成量を確認
移植後の適合評価:症例1-5
レプリカと抜歯した右下8番との比較
移植歯の固定と咬合調整:症例1-6
右下8番を左下6番部に植立
術後評価(咬合・適合良好):症例1-7
術後評価(咬合・適合良好)
デジタル・ドナーレプリカ活用のメリットまとめ:症例1-8
術後のX線画像

【症例 2】

【画像提供】 長崎県長崎市:にしむらデンタルケアクリニック Dr.西村 孝人

右上8番を右上7番に移植 造影剤有りのレプリカ使用

自家歯牙移植用レプリカ症例2-1
術前画像
自家歯牙移植用レプリカ症例2-2
右上7番抜歯
自家歯牙移植用レプリカ症例2-3
レプリカにて移植床の確認
自家歯牙移植用レプリカ症例2-4
X線にて移植床形成量を確認
自家歯牙移植用レプリカ症例2-5
右上8番(ドナー歯)抜歯
自家歯牙移植用レプリカ症例2-6
右上7番部に右上8番を移植
自家歯牙移植用レプリカ症例2-7
移植歯を固定
自家歯牙移植用レプリカ症例2-8
術後X線画像

支台築造、補綴物装着

自家歯牙移植用レプリカ症例2-9
術後、補綴処置
自家歯牙移植用レプリカ症例2-10
補綴物装着

【症例 3】

【画像提供】 熊本県合志市:楓の森歯科クリニック Dr.白濱 義将

左下8番を右下6番に移植 造影剤有りのレプリカ使用

自家歯牙移植用レプリカ症例3-1
術前移植床
自家歯牙移植用レプリカ症例3-2
レプリカ試適にて移植床の確認
自家歯牙移植用レプリカ症例3-3
左下8番(ドナー歯)抜歯準備
自家歯牙移植用レプリカ症例3-4
左下8番を右下6番に移植
自家歯牙移植用レプリカ症例3-5
ドナー歯固定
自家歯牙移植用レプリカ症例3-6
術後
自家歯牙移植用レプリカ症例3-7
ドナー歯とレプリカの比較
自家歯牙移植用レプリカ症例3-8
ドナー歯とレプリカの比較

【症例 4】

【画像提供】 熊本県合志市:楓の森歯科クリニック Dr.白濱 義将

左下8番を左下6番に移植

自家歯牙移植用レプリカ症例4-3
レプリカにて移植床の確認
自家歯牙移植用レプリカ症例4-4
レプリカにて移植床の確認
自家歯牙移植用レプリカ症例4-5
左下8番を左下6番に移植
自家歯牙移植用レプリカ症例4-6
左下8番を左下6番に移植
自家歯牙移植用レプリカ症例4-1
ドナー歯とレプリカの比較
自家歯牙移植用レプリカ症例4-2
ドナー歯とレプリカの比較

自家歯牙移植症例ページ

※画像掲載について:先生と患者さまの許可をいただいております

レプリカを用いた自家歯牙移植のメリット

手術時間の大幅な短縮
従来法では移植歯の抜歯から移植部位への植立まで連続して行うため時間がかかりますが、レプリカを使用することで事前に移植床の形成を正確に行え、実際の移植時間を大幅に短縮できます。
移植歯の口腔外時間の最小化
移植歯が口腔外に置かれる時間(口腔外時間)が短くなることで、歯根膜細胞の生存率が向上し、移植成功率の改善が期待できます。歯根膜の保存は移植成功の重要な要因です。
より精密な移植床の形成
レプリカにより移植歯の形状を事前に把握できるため、移植床をより正確に形成でき、移植歯との適合性が向上します。これにより初期固定が良好になります。
患者への負担軽減
手術時間の短縮により、患者の身体的・精神的負担が軽減されます。また、麻酔時間も短縮されるため、術後の不快感も少なくなります。
予測可能性の向上
事前にレプリカで移植の可否や成功の可能性をより正確に判断できるため、治療計画の精度が向上し、患者への説明もより具体的に行えます。
術者の技術的優位性
複雑な症例でも、レプリカを用いた事前のシミュレーションにより、より安全で確実な移植手術が可能になります。
移植歯の損傷リスク軽減
移植床の試適回数が減ることで、移植歯の歯根面への機械的損傷を最小限に抑えることができ、歯根膜の保護につながります。

レプリカを用いた自家歯牙移植は、従来法と比較してより成功率が高く、
患者さまにとってもメリットの大きい先進的な治療法です。